1年生のためのスキー講座 by Shoma Mizuno
T.競技スキーとは何か?
競技スキーには大きく分けてアルペンとクロスカントリーの2種類があります。クロスカントリーとはいわゆるノルディックで、マラソンのスキーバージョンですね。1年生の男子部員のみなさんは、3月にクロスカントリー10キロに出てもらう事になりますのでお楽しみに、フフフ......。我がスキー部で主にするのは、アルペンのほうです。アルペンとは、オリンピックであるように、ポールをかわしながら滑り降りていき、タイムを競う競技です。アルペンは3種類あり、SL(Slalom)、GS(Giant
Slalom)、SG(Super Giant Slalom)です。
SL GS
SGは、GSでポールの間隔(赤ポールと青ポールの間隔)が広くなったものです。
U.スキーにおける用語説明
SLを例にとって、競技スキーの用語を説明します。
V.スキーにおける基本姿勢
良い例(前傾姿勢)
すねがブーツのべろに当たる。手をしっかり前に出す。
こうすると、ブーツや板にしっかり力がかかり、板を自由に
コントロールできる。
悪い例(後傾姿勢)
ふくらはぎがブーツの後ろに当たり、椅子に座っているような
格好になっている。これだと板に力が加わりにくいので、板を
コントロールしにくくなってしまう。
※陸トレの「反復横とび」や「ラダー」は、実はスキーの基本姿勢を確認するという目的もあるのです。陸トレの時に、
上に書いたことをちょっと意識してみてください。
W.チューンアップについて
スキー場に行き滑ったあとは、板の手入れ、いわゆる「チューンアップ」をします。これにより次の日に爽快に滑ることができるだけでなく、板の寿命を延ばすことにもつながります。ここではチューンアップの手順や必要な道具などについて簡単に説明します(やりかたは人によりまちまちなので、代表的と思われるやり方を紹介)
1.スキーをバイスに固定する。
2.トイレットペーパーで板の水分をよく切る。
3.アイロンの電源を入れ、温度を130度前後に設定する(温度が低すぎるとワックスが溶けないが、逆に高すぎると板が 焦げてしまう可能性がある)
4.ワックスをアイロンに当て、ワックスを溶かす(下図)
5・ワックスペーパーをアイロンに敷き、板に落ちたワックスをアイロンの熱で溶かしながら板に満遍なくワックスをぬる
6.しばらく乾かして、ワックスが板に染み込むのを待つ。
7.スクレイパーでワックスを削り落とす。
8.ブラシをかける(これをするとワックスの細かい汚れをかき出せて、板がきれいになる)
9.トイレットペーパーで軽く拭く。
※ワックスをかける順番は基本的に上級生から下級生です。チューンをするとワックスのかすでチューン台周辺が汚れるの で、チューンが終わったら掃除をしましょう。
最後に・・・
合宿に行くに当たって
スキー部のメインはやっぱり合宿!合宿生活を通して今まであまり話してなかった先輩や後輩と話すようになったりする かもしれないし、よく話していた部員であっても、合宿を通してより深い関係になれるかもしれません。早くスキー部の合宿 に慣れて、スキー部での生活を思いっきり楽しんでほしいです。
作者の談話・・・
と、とりあえずホームページができた事で一息ついてます。上級生のみなさん、11月中には「上級生のためのスキー講座・・・もう一ランク上に必要な事(仮)」を開設する予定なので楽しみに待っていてください。
また、これを作るにあたり、僕はスキー雑誌をかなり精読しました(自称)。そのためイメージがかなり湧きました。みなさん是非シーズンまでに一通り読み直す事をお勧めします。みなさん、岡大アルペン王国へ向けてがんばりましょう!!!
バナナを誰よりも愛し、菊花ニョッキンを世界に広めるフィリピーナこと水野・マイケル・P翔馬でした。